お店や施設が行っている「感染防止対策」を見える化するシステム
神奈川県が実施する、お店や施設の「感染防止対策」を見える化する取り組み、「感染防止対策取組書」を、JOY&JOYPLAZAすべての店舗が登録、店頭で掲示を始めました。
感染防止対策取組書とは?
飲食業や生活関連サービスを中心に、顧客が店舗を利用する事業で、どのような対策を行っているのかを一覧として掲示するものです。対策を示すことで利用者の判断材料としたい、神奈川県の取り組みです。
安全のお墨付きですか?
いいえ、残念ながら現時点では違うと思っています。東京都が実施する「レインボーステッカー」と同じく、事業者の自己申告(性善説)に基づくものだからです。ただし、これらは各業界の示す事業ガイドラインに沿ったものなので、正直に申告されたものだと信じたい気持ちがあります。
100%の安全は時点では考えられません。これを根拠に「当店は安全です」と宣言することはできませんし、今後も不可能だと考えています。
ただ、各店舗・事業者がバラバラに行っていたものを、共通フォーマットで示せるのは良い試みです。お客様の店舗やサービス選択に有用と考えられます。
今後立ち入り審査などの実行で、現実的に実効性が高まることを期待したいと思います。
神奈川県 LINEコロナお知らせシステム
ご来店時にお客様自身が神奈川県 LINEコロナお知らせシステムの2次元コード読み取り ~ 登録を行うと、他の感染者のヒアリングより濃厚接触の疑いが出た場合に限り、LINEのシステムを利用して神奈川県(*保健所の判断)より通知が送られるというもの。
LINEユーザーのお客様はご来店の都度、QRコードを読み取る必要がありますが、何処に出かけても感染のリスクがある以上、非常に有効な取り組みだと思います。ご登録・ご利用の方法は以下の動画でご確認ください
神奈川県LINEコロナお知らせシステムの仕組みと登録・利用方法
プライバシー配慮と収集する情報の範囲は?
極めてデリケートなデータを扱うことになりますが、神奈川県は以下の説明を行っております。
データの匿名性について
神奈川県は匿名化された来店履歴(店舗名・日時など含む)を、感染情報の通知、拡大防止の目的のみ利用します
また、取得した情報は感染終息後に速やかに削除します
県が取得しないデータの種類
住所、氏名、電話番号などの個人情報、スマートフォンなどGPSによる位置情報は収集しません
通知を決めるのは県ではなく管轄の保健所
感染者のヒアリングで自身に濃厚接触の可能性があると考えられるとき、通知を判断するのは管轄の保健所です。
保健所サイドでも「誰に」送信したという個別情報まで取得できない仕組みです (ヒアリング内容から日時と位置情報・重要度を保健所が判断~入力、該当する店舗利用者にシステムから自動送信と思われます)
私たち店舗側にもLINEシステムを通じての告知は行われません。
私たちにも守秘義務は発生します
当然、別のかたちで私たち店舗側にも聴き取りが行われると思います。いかなる事態でも当事者とその家族、保健・医療関係者以外、関係のない第三者に個人情報を伝えることは絶対にありません。
どうか安心してご利用くださいますよう、お願い申し上げます。